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元柔道家・石井慧が総合格闘技イベント「戦極」に参戦することが決まり、1日、都内で記者会見が行われた。

昨年の北京オリンピックで柔道100kg超級の金メダルを獲得した石井は、11月にプロ格闘家への転向を表明していた。

石井は会見冒頭で「今日は石井慧の結婚会見に来ていただき、ありがとうございます(笑)。相手は日本人で、戦極という相手と結婚します」と石井節を炸裂させると、「日本で生まれて柔道に出会い、金メダルを取れた。だからこそ、日本の格闘界を盛り上げて恩返しするのが宿命だと思った」と決意表明。その一方で、「格闘家になろうと決心してからUFC(アメリカの総合格闘技団体)一本で考え、UFCからは条件面でも最高の評価をいただいた。でも、日本やブラジルで練習を積む中で、『初戦でUFCに出場したほうがいい』とアドバイスしてくれた人はいませんでした」と、戦極に変更した理由を説明した。

戦極の印象について、石井は「最も尊敬しているヒョードル選手、ジョシュ・バーネット選手、それから吉田秀彦選手や中村和裕選手など柔道の先輩もたくさんいるし、世界の中でも非常に優れたイベント。あのリングの上で、総合格闘技を盛り上げていきたい」とコメント。初戦の日程は明かされなかったものの、石井自身は「いつでもOK」と強気な姿勢を崩さなかった。

＜ 質疑応答 ＞
――日本で戦う決意をしたのは
「色々な方と相談して本日仮契約を結びましたが、本契約はファンの前で行う予定です」

――誰かに相談したか
「(大相撲の)朝青龍関に相談に乗ってもらいました」

――いつごろ試合に出たいか
「いつでもOKです」

――今後の練習について
「今月末からオランダに行き、ヒョードル選手と一緒に練習する予定です」

――戦極での目標は
「世界チャンピオンです」

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