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ラグビー・トップリーグは先週末に全13節が終了したばかりだが、1月16日(日)にはワイルドカードトーナメント1回戦が開催される。昨季から始まったこのトーナメントは、日本選手権(2月6日開幕)の出場権を争う。
ラグビー・トップリーグ ワイルドカードトーナメントのチケット情報
初年度は、リーグ10位から勝ち上がったNECグリーンロケッツが選手権でも勢いに乗った。1回戦で同2位のサントリーサンゴリアスと引き分けながら、抽選で勝ち上がると、2回戦で大学王者の帝京大学を一蹴。準決勝では優勝した三洋電機ワイルドナイツと互角の勝負を演じた。このようなチームが出現するのが総当たりリーグ戦にはない一発勝負の魅力。負ければ終わりの緊張感がチームのポテンシャルを開花させる。
今年の1回戦は、7位リコーブラックラムズと10位コカ・コーラウエストレッドスパークス、8位福岡サニックスブルースと9位近鉄ライナーズが、福岡・レベルファイブスタジアムで激突する。レギュラーシーズンは、それぞれリコーとサニックスが僅差で勝利を収めている。
特に最終節できわどい試合をものにした同士の対戦となるリコー対コカ・コーラは白熱必至。しかしながら、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスの攻撃を粘り強い守備で防ぎ、入替戦を回避したコカ・コーラのほうに勢いがありそうだ。
この試合でキャプテンを務めた豊田将万は、「ワイルドカードに勝ち残れたのは僕らがやってきたことに間違いがなかったから。今は、若い選手がベテランに頼ることなく、自らチームを変えようとしている。トップリーグ残留という結果より、ギリギリの状況で得た物のほうが大きかった」と、チームの底上げを強調し、向井昭吾監督も「ショーン・ウェブなど負傷者が出た前半戦を苦しみながら戦ったことが結果に結びついた。チームレベルは上がっている」と手ごたえをつかんだようだ。
対するリコーはヤマハ発動機ジュビロ戦で、開始25分までに6トライ4ゴールと大量リードしながら、猛烈な追い上げに苦しめられた。しかも、この試合で3トライと活躍したWTB小松大祐がレイトチャージで1試合の出場停止に、1回戦は出場できない。ロースコアゲームに持ち込みたいコカ・コーラに対して、リコーの攻撃力がどこまで通じるか。それが勝負を分けるだろう。なお、勝者は23日(日)の2回戦(大阪・近鉄花園ラグビー場)で6位NECと対戦する。
サニックス対近鉄は、近鉄がFW力でサニックスを封じることができれば有利となる。対照的に、サニックスはスペースを突いて得意のランニング・ラグビーを仕掛けたい。勝者は5位神戸製鋼コベルコスティーラーズと対戦する。
2試合とも福岡が地元のコカ・コーラとサニックスが有利だが、近鉄応援団も見逃せない。なぜなら、トライを奪われると「取り返せ、取り返せ」、リードを広げられると「目を覚ませ、目を覚ませ」と連呼する関西ノリは、ハンデを覆す力を秘める。リードしたときに彼らがどんな応援をするのかは、直接その耳で確かめてもらいたい。
(文:永田洋光)
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