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ジャパンラグビートップリーグは、王者を決めるプレーオフトーナメントが1月22日(土)、幕を開ける。
準決勝の組み合わせは、リーグ戦最終節と同じ、東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアス(22日14時キックオフ)、三洋電機ワイルドナイツ対トヨタ自動車ヴェルブリッツ(23日14時キックオフ)。ともに東京・秩父宮ラグビー場にて。
勝負の行方だが、最終節の結果はほぼ参考にならない。手の内を知り尽くしたライバル同士の対戦に小細工は無用―― というよりも戦術すら超越し、最後は「勝ちたい」という気持ちの問題となる。が、気持ちに緩みのあるチームなどこの舞台でいるはずもなく、結局のところ何が勝負を分けるかは“神の領域”にあるのかもしれない。
ただ1つ間違いないのは、大きな試合につきもののビッグプレーが勝負に決定的な影響を及ぼすこと。事実、昨シーズンは、東芝LO望月雄太が後半開始早々に独走トライを挙げて、14点リードしたサントリーの流れを一気にひっくり返した。他にも、インターセプトやタックル、あるいはセットプレーでのターンオーバーなども注目だ。ブレイクダウンでのボール争奪戦の重要性は4チームとも知り尽くしているから、腕力勝負が繰り広げられるだろう。
各チームの注目選手を挙げれば、東芝はこれまでプレーオフで超人的な活躍を見せてきたWTB廣瀬俊朗。対するサントリーは、ルーキーながら猛スピードでボールをさばき、攻撃のリズムを作るSH日和佐篤がカギを握る。
一方、三洋対トヨタ戦は、三洋WTB山田章仁の走力とトヨタDFのせめぎ合いが見所。トヨタは、昨シーズンまでなら確実に相手に当たってボールをキープしてきたFW陣が、最終節ではBK顔負けの速いサポートとパスで三洋を翻弄した。三洋にすれば、トヨタFWをなるべく密集に釘付けにしたい。
思い出すのは99年W杯の準決勝。オーストラリア対南アフリカは、80分間で決着がつかず、双方ノートライのまま結局100分間を戦ってオーストラリアが勝利した。さらに翌日は、フランスが未だに語り草となる大逆転でニュージーランドを破った。そんな高密度な試合が2試合にも期待される。
また、大阪・近鉄花園ラグビー場では、2月開催の日本選手権出場をかけたワイルドカードトーナメント2回戦が行われる。カードはNECグリーンロケッツ対リコーブラックラムズ、神戸製鋼コベルコスティーラーズ対福岡サニックスブルース。いずれも23日(日)に開催。
神戸製鋼・大畑大介の“ラストラン”を見たかったファンも多かったはずだが、大畑は最終節で右膝の膝蓋腱(しつがいけん)を断裂し、手術を受けたばかり。しかし、いずれもリーグ戦で接戦を繰り広げたライバル同士だけに、熱い戦いが期待できる。チケットは発売中。
(文:永田洋光)
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