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ラグビー日本選手権は2月19日(土)、準決勝が開催される。
東京・秩父宮ラグビー場は、東芝ブレイブルーパスと今季トップリーグで悲願の初優勝を飾った三洋電機ワイルドナイツが登場する。昨季のトップリーグ・プレーオフファイナルで繰り広げた名勝負(6-0で東芝が優勝)に勝るとも劣らない熱戦が期待できそう。
連戦の東芝は、2回戦の帝京大学戦で主力を温存、疲労回復を図った。一方、4連覇がかかる三洋はプレーオフから3週間ぶりの公式戦で、モチベーションが気がかり。トップリーグと日本選手権の2冠を達成したのは06-07年度の東芝が最後。簡単に言えば、トップリーグを制しホッと一息ついたチームよりも、「リベンジ」というわかりやすい目標を掲げるチームの方が精神的に優位に立ちやすい。いずれにしろ、東日本社会人リーグ時代から切磋琢磨したライバル同士だけに、高度な試合となりそうだ。三洋の優勝に貢献したWTB山田章仁(プレーオフMVP)とHO堀江翔太(トップリーグMVP)の“受賞後初パフォーマンス”にも注目したい。
東大阪市の近鉄花園ラグビー場では、神戸製鋼コベルコスティーラーズとプレーオフ決勝で三洋の前に涙をのんだサントリーサンゴリアスが対戦する。
レギュラーシーズンはサントリーが勝利したが、42-40と接戦。この試合でWTBに入った神戸製鋼の大畑大介とサントリーの小野澤宏時がマッチアップ、両者の激しい攻防にファンも興奮したが、残念ながら大畑は怪我で出場できない。しかし、神戸製鋼はCTB今村雄太が復帰する見込みで、FB正面健司も間に合うかもしれず、サントリーと戦える陣容が整いそう。SOピーター・グラントの安定感のあるゲームメイクとWTBフレイザー・アンダーソンの力強い走りも、日本選手権に入って一戦ごとに磨きがかかり、バックスはサントリーと遜色ない。
サントリーは、「アグレッシブ・アタッキングラグビー」がすっかりチームに定着し、戦い方に迷いはない。連続的にボールを支配しながら、ライアン・ニコラス、平浩二の両CTBをトップスピードで相手防御にぶつける戦い方は、分かってはいてもなかなか止められない。神戸の防御がサントリーの攻撃に対応できるかがゲームの焦点だ。
近鉄花園ラグビー場は、芝生がはげてはいるがグラウンドはそれほど荒れておらず、ボールを大きく動かす両チームにとってまずまのコンディション。三洋対東芝戦の見所が、大きく速く強いFW同士の激しいぶつかり合いなら、神戸製鋼対サントリー戦は、快足ランナー同士の意地と意地が激突する「抜き合い」が見所だ。プレーオフではなかなかボールが回ってこなかった小野澤が自在に走り回るようだとサントリーが、反対に連続攻撃を粘り強く止められれば神戸が優位に立つ。神戸のカギは、FLジョシュ・ブラッキーとNO8伊藤鐘史が握っている。
チケットは発売中。
(文:永田洋光)
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