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是枝作品誕生の“瞬間”を捉えた『奇跡』メイキング映像公開
2011年06月08日 14時15分 [邦画]
『奇跡』

是枝裕和監督の最新作『奇跡』が九州先行公開に続いて11日(土)から全国公開される前に、本作のメイキング映像が公開された。

『奇跡』メイキング映像

映画『奇跡』は、離婚した両親が復縁することを願いながら母(大塚寧々)と祖父母(橋爪功、樹木希林)と鹿児島で暮らす兄・航一(前田航基)と、福岡で父(オダギリジョー)と暮らす弟・龍之介(前田旺志郎)の兄弟がある日、「九州新幹線開通式の日に、博多から南下する新幹線“つばめ”と鹿児島から北上する新幹線“さくら”が行き交う瞬間に“奇跡”が起こる」という噂を聞きつけ、“奇跡”を目撃するために奔走する物語。

『誰も知らない』でカンヌ映画祭主演男優賞を受賞するなど、子どもたちの“一瞬”をしっかりと捉え世界的に高い評価を得てきた是枝監督。最新作『奇跡』でも、これまでと同様、子どもたちには事前に脚本を渡さず、大まかなあらすじと展開のみを伝えながら撮影が行われたという。このほど公開されたメイキングシーンは龍之介が校庭でトンボを捕まえるために全力疾走するシーンの撮影風景と、龍之介がクラスメイトと会話するシーンのリハーサルをおさめたもの。映像の中では是枝監督が前田旺志郎に走る際の“道すじ”ではなく“範囲”のみを伝える場面が登場し、ガンマイクを構えた録音技師が縦横無尽に駆け回る旺志郎のセリフを必死に拾うために同じく全力で駆け回っている模様が収録されている。また教室内のシーンでは子どもたちと是枝監督がその場で話し合いながら短い会話シーンを即興で作り出していく過程が収録されている。

本作は当初、男の子と女の子の主人公ふたりが新幹線がすれ違う瞬間をそれぞれ見に行く物語が用意されていたが、出演者オーディションで前田航基、旺志郎の兄弟の演技を見た是枝監督が「このふたりを主役に」と脚本を改訂したという。メイキング映像は短いものだが、物語や段取り優先ではなく、子どもたちが会話し、走り、何かを目撃する“瞬間”をカメラにおさめるべく撮影が重ねられた末に本作が完成したことが伺える内容になっている。

『奇跡』
6月11日(土)より新宿バルト9ほか全国公開
※6月4日(土)より九州先行公開

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