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今季3度目の神奈川ダービーだ。明日の『フライデーナイトＪリーグ』、いわゆる金Ｊで湘南ベルマーレ×横浜F・マリノスがキックオフの時を持つ。

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ともに川崎フロンターレを相手にした神奈川ダービーは1試合終えている。『明治安田生命Ｊ１リーグ』第3節で横浜FMはホームで川崎Fと好ゲームを展開。試合終了間際、10番・天野純のコーナーキックを途中出場の扇原貴宏がヘディングでズバリ。劇的ゴールで2-2とした。一方湘南は第8節に敵地・等々力に乗り込み、敗戦を喫した。試合はボールをじっくり回しながら隙を伺う川崎Fと、激しいプレスからボールを奪うと素早くアタックを仕掛ける湘南の構図に。互いに持ち味を出すも、最後の精度の差で川崎Fが2-0で勝利を飾った。ただ、川崎Fをものさしに両軍は計れない。相手の状況が違うからだ。川崎Fは2戦連続引き分けの足踏み状態で横浜FMと対峙し、3戦負けなしの上げ潮で湘南を迎え撃ったのだった。

また、直近の戦いぶりを見ると、横浜FMはここ5戦を4勝1敗。第11節にセレッソ大阪に0-3の完敗を喫した後、6連敗中だったヴィッセル神戸を4-1、浮上の兆しを見せ始めていたジュビロ磐田に4-0と圧倒した。対する湘南は第12節・浦和レッズ戦では反撃の一発をノーゴール判定されるビハインドを乗り越えて、3-2と劇的逆転勝利を飾るも、前節は神戸に1-4の大敗を喫した。神戸に4-1で勝った横浜FMと1-4で負けた湘南となるが、サッカーに三段論法は当てはまらない。

そもそも7勝3分3敗・勝点24の5位・横浜FMに対し、湘南は5勝2分6敗・勝点17の10位である。リーグ戦の直接対決を振り返ってみても、横浜FMが18勝2分6敗とリードする。しかも、湘南はMF齊藤未月と鈴木冬一を『U-20W杯』で欠き、FW山崎凌吾とDF山根視来が出場停止となっている。横浜FM絶対有利の状況は明白だ。

だが、両軍のファン・サポーターは忘れていない。『ＪリーグYBCルヴァンカップ2018』決勝で湘南が下馬評を覆して横浜FMを1-0で下し、初優勝を手繰り寄せたことを。また、激しいプレッシングと骨惜しみない豊富な運動量を誇る湘南のスタイルは、横浜FMのパスサッカーに効果的だったりもする。

果たして、湘南が逆風を撥ね退けるのか、横浜FMがゴールラッシュを見せるのか。『明治安田J1』第14節・湘南×横浜FMは5月31日(金)・Shonan BMW スタジアム平塚にてキックオフ。チケットぴあでメイン特別席・メイン指定席・バック指定席・障がい者・車イスチケット購入者には金Ｊ限定ベースボールユニをプレゼント。ハーフタイムには「必勝祈願! 打ち上げ花火」が夜空を彩る。チケット発売中。