タレントweeker

次はアイルランドだ。ロシア戦では「勝たなくてはいけない」「ボーナスポイントを取らないといけない」と自らかけたプレッシャーに悩まされたが、アイルランド戦では屈強なタレント軍が魂のこもったハードワークで強烈なプレッシャーをかけてくる。日本代表はアイルランドの重圧をいなしスピーディな展開ができるのか、それとも飲み込まれてしまうのか。

日本代表の試合登録メンバーは以下の通り。
1稲垣啓太(パナソニック)、2堀江翔太(パナソニック)、3具智元(ホンダ)、4トンプソン ルーク(近鉄)、5ジェームス・ムーア(サニックス)、6姫野和樹(トヨタ自動車)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタ)、8アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコム)、9流大(サントリー)、10田村優(キヤノン)、11ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ)、12中村亮土(サントリー)、13ラファエレ ティモシー(神戸製鋼)、14松島幸太朗(サントリー)、15山中亮平(神戸製鋼)、16坂手淳史(パナソニック)、17中島イシレリ(神戸製鋼)、18ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、19ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)、20リーチ マイケル(東芝)、21田中史朗(キヤノン)、22松田力也(パナソニック)、23レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)

問答無用の突破力を誇るマフィがNO.8に帰って来た。これでマフィを中央、左にロシア戦の選手選出MVPとなった姫野、右に開幕戦での独走トライも記憶に新しいラブスカフニのFW第3列となった。リーチをベンチスタートにした理由をジェイミー・ジョセフHCは「リーチは主将だが、我々が目標を達成するためには経験値の高いインパクトを与えるリザーブが必要。他国もリザーブに経験値のある選手が控えている」と説明した。また、福岡堅樹を温存し、トゥポウを配置したWTBについて、指揮官は「アイルランドには世界で最も経験値が高いバック3がいる。キックでプレッシャーをかけてくるので、体格が大きいウイングが必要と思い入れた」と明かした。

リーチに代わってゲームキャプテンの大役を担うラブスカフニは「とても光栄で栄誉なこと。この試合に関してはこの役割を受け継ぐだけ。とてもエキサイトしている」と意気込みを語った。さらに、重圧について質問されると「プレッシャーはそれぞれのベストを引き出してくれるし、チームもそれを受け止めている」とキッパリ。

一方、アイルランドは磐石のFW陣はそのまま、BK陣もSOジョナサン・セクストンは負傷でメンバー外となったが、FBには強くて上手いFBロブ・カーニーが戻ってきた。『ラグビーワールドカップ2019』日本×アイルランドは9月28日(土)・エコパスタジアムにて開催。