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プロの矜持を見せ付けたジェフの佐藤勇人、ラストゲームへ
2019年11月20日 10時40分 [サッカー]
佐藤勇人(ジェフユナイテッド市原・千葉) (C)J.LEAGUE
佐藤勇人(ジェフユナイテッド市原・千葉) (C)J.LEAGUE

ジェフユナイテッド市原・千葉にとって、『明治安田生命J2リーグ』第42節は絶対に勝たなければならないゲームである。J1昇格もJ3降格も関係ない無風状態の中でのゲームだが、決して消化試合ではない。11月24日(日)・栃木SC戦は、佐藤勇人引退試合でもある。プロ20年間、千葉での18年間にも及ぶ現役生活を終える勇人を黒星で送り出すわけにはいかない。

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まさかの引退表明だった。10月16日、勇人は引退発表会見を敢行した。ユニフォームを脱ぐ決断を下した要因はクラブをJ1に上げることができなかったから。当人曰く「自分としては、試合に出たら誰よりも走れている。毎日の練習でも誰よりも走って、誰よりも戦っている。その状態で引退するという意味を、残った選手に感じてほしい。このクラブが今年こういう順位になってしまったのは選手の責任。一人ひとりが責任を感じなくてはいけない」とのこと。

現役を続け、責任を全うしようとする道もある中、現役を退くことによって責任を果たす決断を下した。その真意は「自分なりのけじめ。“1年でジェフをJ1に戻す”とかっこいいことを言って戻ってきた自分が10年も上げることができなくて、来季もJ2で戦う。そのけじめ」とキッパリ。ファン・サポーターの気持ちとしては複雑だろう。だが勇人のプロとして、そしてキャプテンとしての強烈な矜持を感じずにはいられない。

残る選手たちも並々ならぬ闘志を秘めていることだろう。だが、気持ちひとつ、モチベーションひとつで成績が好転するほど、サッカーは甘いものではない。引退会見後、千葉は1勝1分3敗と浮上のキッカケを掴めずにいる。これで10勝13分18敗・勝点43の16位である。勇人自身もこのままスパイクを脱ぐわけにはいかないだろうし、双子の弟・寿人やアカデミーの後輩・工藤浩平らチームメイトもこのまま勇人を送り出すわけにはいかない。今季最終節はホームゲームである。勇人の最後の花道を白星で飾らなければならない。

『明治安田J2』第42節・千葉×栃木は11月24日(日)・フクダ電子アリーナにてキックオフ。当日は「ありがとう佐藤勇人 俺たちのバンディエラ」を実施し、来場者先着1万5000名に佐藤勇人引退記念Tシャツをプレゼント。等身大パネル設置や着用したユニフォームやゆかりのあるアイテムなども展示される。チケット発売中。

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