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「KING&QUEEN展」いよいよ10月10日(土)より開幕!デヴィ夫人が見どころを語る!
2020年10月09日 19時10分 [アート]

英国王室の肖像画を集めた「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵KING&QUEEN展―名画で読み解く 英国王室物語―」が、10月10日(土)から上野の森美術館で開催される。今回展示されるのは、テューダー朝から現在のウィンザー朝まで、およそ500年にわたる5つの王朝の貴重な肖像画・肖像写真など、約90点。そのほとんどが日本初公開となる。

本日行われた展示内覧会には、本展サポーターのデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノさんが登場。かつては画家になることを夢見たことがあるほど絵画に造詣が深く、現在の英国女王であるエリザベス2世やダイアナ妃とも対面した経験がある。さらには、インドネシアのスカルノ大統領夫人として、自身の肖像画もこれまで多数描かれているという。

本展の見どころについて、「英国の王や女王にとっては、自身のポートレートを描かせることが権威の象徴でした。見る者に威厳や美しさを感じさせる肖像画たちは、美術作品としても実に素晴らしいものです。特に、エリザベス女王(1世)の印象的な衣装や、ブローチをはじめとする宝石など、細部まで繊細に描かれているので、そのファッションに注目してみるだけでも面白いと思います」と語ったデヴィ夫人。また、展覧会の楽しみ方として、次のように話した。

「一つ一つの絵には、きちんと説明が書いてありますので、ぜひそれを読みながら絵を見てください。この人は誰と誰の子どもなのか、そしてどういう運命をたどったのか。肖像画は、歴史的背景や各人物の物語など、より深いところまで訴えているものなのです」

解説文に加え、有料の音声ガイドでは、元宝塚男役トップスターの明日海りおさんがナビゲーターを務める。肖像画の主人公になり切り、声色を次々と変えて、まるで絵の中の人物が自分に話しかけているかのような迫力と臨場感で、展覧会を盛り上げてくれる。

現代まで脈々と続く英国王室。その軌跡を辿っていくと、胸が高鳴るロマンスの数々や、時に非情で残忍な歴史的事実などを垣間見ることになる。本展を通して、各人物のことをもっと知りたい、英国王室の歴史をもっと学んでみたいと感じる人もきっと多いことだろう。王室ファンはもとより、そうでない人にこそ、ぜひ足を運んでもらいたい展覧会である。

10月・11月入場分の日時指定券は好評販売中。
各グッズ付鑑賞券(11月入場分)も数量限定で好評販売中。

取材・文/飯塚さき

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