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6月28日、『AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2021』グループI第２節の前日会見が行われた。川崎フロンターレ・鬼木達監督とFW小林悠は次のように意気込みを語った。

鬼木監督「第1戦をしっかり勝つことができたので、第2戦も勝利以外は考えていない。しっかりと結果を残していきたい」
小林「鬼木監督が話したように1試合目でしっかり勝利することができたので、その勢いをもって2試合目もしっかり勝利ができるようにいい準備をしていきたい」

若手主体で臨む北京FC(中国)との第2戦について問われると、指揮官とストライカーはこうコメントした。
鬼木監督「簡単なゲームではないと思っている。しっかりと自分たちのサッカーをやるということと、中2日で多くの試合をやっていかなければいけないので全員の力で、総合力で戦っていきたい」
小林「若さであったり、アグレッシブさを出してくると思うので、そういうところでも自分たちがしっかり上回れるようにチームとしていい準備をしたいと思う」

好調が１年以上にわたり続くチーム状況について質問されると、小林はこのように答えた。
「日本国内でフロンターレの強さを見せることができているし、今のこの状態でアジアで自分たちがとれだけできるか見せられるのはすごく楽しみ。自分たちも期待をしている」

北京FCの監督が「フロンターレはアジアを代表するチーム」とコメントしたと伝え聞いた鬼木監督は以下のように語った。
「そう言ってもらえるのは非常にうれしいこと。日本国内で対戦相手から言ってもらえるのはうれしいが、事実として我々はアジアでチャンピオンを獲ったことがないので、今年しっかりとみなさんの期待に応えられるようにチャンピオンを目指したい」

川崎Fは初戦で苦しみながら勝利した。大邱FC(韓国)に先制を許し、28分にはPKを献上。GKチョン・ソンリョンのビッグセーブがなければ試合は別物になっていたはずだ。前半の内にCFレアンドロ・ダミアンが見事なバイシクルシュートを決めて同点。後半早々に大邱にゴールを奪われるも、51分にダミアンがDFのクリアミスを逃さず左足を振り抜き同点。4分後にはゴール前の混戦からこぼれ球をアンカーのジョアン・シミッチが蹴り込んで3-2。川崎Fは『ACL』の洗礼を受けながらも、2度のビハインドを跳ね返したのだった。10番大島僚太の戦線復帰も明るいニュースである。

一方の北京FCは控えとユースのメンバー構成でウズベキスタンへやって来た。第1戦はユナイテッドシティFC(フィリピン)に押し込まれながらフリーキックを決めしぶとく引き分けに持ち込んでいる。

川崎Fとしてはメンバーを入れ替えつつ、若い北京にきっちり結果を残したいところ。果たして、思惑通りにゲームは進むのか。『ACL』グループI第2節北京FC×川崎Fは6月29日(火)キックオフ(日本時間30日(水))。試合の模様はDAZNにて生配信。