タレントweeker

8月16日、清水エスパルスの新加入記者会見が行われた。ヴィッセル神戸より藤本憲明が2022年1月31日までの期限付きで移籍、次のように意気込みを語った。

「チームに貢献できるようにひとつでも上の順位へ行けるよう、自分がゴールだったりアシストだったりをがんばっていくので、よろしくお願いします」

移籍を決断した理由を聞かれると、このように明かした。
「自分が結果を残すためにこういう決断になった。目標を達成するためにも、自分の力を示す意味でも、いい移籍になったと思う。ゴールという結果を出して、チームの目標を達成していきたい」

移籍先を清水に決めた理由を問われると、こう返答した。
「今までいろんなカテゴリーで経験したことをもう一度ここで示す場所だと思っているので、そこで結果につながればエスパルスの順位も上がっていくと思う。(大熊清GMは)僕の背景を見てくれたのは感じ、『ここで活躍しよう』という思いは強くなった」

藤本はチアゴ・サンタナとのコンビネーションもイメージしていた。
「サンタナ選手はポストプレーだったりキープしてくれる、自分はランニングだったり動き出しの選手。サンタナ選手が溜めてくれた中で自分がスペースに走り込んでいければ。クロスも多いチームなので、クロスのコミュニケーションもどんどん取って、得点で貢献したい」

JFLからトップカテゴリーまでひとつずつステップアップしてきたFWは自身のキャリアについてこのように振り返った。
「そこのカテゴリー、そこのチームで目標はなかった。『結果出せば、何とかなるやろう』と。結果を出すことだけ考えて日々過ごしていた。JFLの時はJリーグなんて考えられなかった。『JFLで何とかなるやろう』とやってきた」

外から見た清水の印象について、藤本はこう語った。
「僕の印象は去年のアウェイゲームがめちゃくちゃ印象的。ちょうど監督が代わったゲームで、すごい勢いがあって圧倒された思いがある。(今季については)決めるところを決めたいなという感じ。そのために来たところもあるので、そこはしっかり結果を残したい」

新加入会見に同席した大熊GMは「一緒に戦ったことがあるし、ずっと彼を見続けてきた。我々チームの中で足りないものを持っている。決定力だったり、オフザボールだったりを持っている。チームにいい化学反応を起こしてくれると思う。彼の苦労とか壁をぶち破ってきた経験が我々にいい影響を与えてくれると思う」と期待を寄せた。

次戦は8月18日(水)・IAIスタジアム日本平での『天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会』ラウンド16・川崎フロンターレ戦。残念ながら藤本は規定で出場不可。藤本の清水デビューは最短で8月21日(土)・レモンガススタジアム平塚での『明治安田生命Ｊ１リーグ』第25節・湘南ベルマーレ戦となる。川崎F戦のチケットはチケットＪＦＡ、Ｊリーグチケットにて発売中。