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王者は後半に目を覚ました。ハーフタイムに鬼木達監督の檄を受け川崎フロンターレは後半開始からギアを一段も二段も上げたのだった。
9月29日・等々力陸上競技場で迎えた『明治安田生命J1リーグ』第28節、川崎Fはヴィッセル神戸の後塵を拝した。無理もない。9月に入って4戦目、前節から中4日の神戸に対して、川崎Fは今月7戦目で中2日の強行軍である。湘南ベルマーレ戦から先発6人を入れ替えた川崎Fだが、キックオフからエナジー全開の神戸に押し込まれる。
13分にはMFイニエスタの一本の縦パスを受けたFW大迫勇也がCBジェジエウをフェイントでかわし、グラウンダーのパスをゴール前に送ると走り込んだFW武藤嘉紀がダイレクトで左足を合わせて先制。代表クラスの3人が個の能力の高さとコンビネーションを見せ付けたのだった。41分には大迫とのワンツーでイニエスタが抜け出すも、GKチョン・ソンリョンの好セーブで0-1のまま前半終了の笛を聞いた。
ロッカールームで指揮官は「自分たちがやるべきことをやれば相手を圧倒できるはずなのに、それをやらないというのはどういうことだ!」と熱いメッセージを送った。
監督の檄に選手たちが応えた。後半開始20秒にMF脇坂泰斗が決定的なシュートを放つ。53分、左ウイングのマルシーニョがドリブルでペナルティエリアに侵入すると後ろから倒されてPKを獲得。右ウイング家長昭博のPKはポストを叩いて不発に終わるも、1分後には右SB山根視来のクロスがハンドを誘った。2分間で2本目のPKをCFレアンドロ・ダミアンがど真ん中を撃ち抜いて同点。72分には家長のスルーパスを受けた山根がクロスを放つと、相手DFに当たり逆転。とどめは85分、途中出場の宮城天のスルーパスをMF旗手怜央がヒールで落とすと家長へ。天才レフティはタイミングを計りながら左足を振り抜きゴールネットを揺らした。文句なしの3-1。川崎Fは3試合連続逆転勝利でリーグ戦5連勝、2位に勝点12差を付けたのだ。またこの試合、ふたつのPK獲得シーンも2点目のオウンゴール時も、旗手がゴール前に顔を出していたのを付け加えておきたい。
ヒーローインタビューで家長は「PKを外したので、どうしても点を取りたかった。優勝が目の前にあるので疲れもないし、このまま突っ走りたい」と次を睨んだ。
そう2日後には多摩川クラシコが待っている。FC東京は中6日と万全な準備で等々力に乗り込んでくる。『明治安田J1』第31節・川崎F×FC東京は10月2日(土)キックオフ。本試合は緊急事態宣言解除の発表を受けて、入場者数制限緩和が決定。「上限5000人(ビジター席なし)」から「上限1万人(ビジター席あり)」に変更される。チケットは10月1日(金)午前10時から10分間が後援会会員先行販売、同日午後4時より一般販売、チケフロ(Jリーグチケット)のみの先着販売となる。
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