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残り6試合、『ACL』出場権が得られる3位まで勝点5差。しかも、10月に入って公式戦4戦勝ちなしと悪い流れの只中にいる。浮上のキッカケを掴むのか、それともこのままズルズル後退するのか。浦和レッズにとって『明治安田生命Ｊ１リーグ』第33節は重要なゲームとなる。

公式戦10戦負けなしだった浦和だが、ヴィッセル神戸に止められた。10月2日・第31節、日程の追い風を受けながら、神戸の猛攻の前に1-5で散ったのだった。6・10日の『ＪリーグYBCルヴァンカップ』準決勝・セレッソ大阪戦では初戦・ホームで1-1も、第2戦は一進一退の展開ながら0-1で敗退を余儀なくされた。

前節はもったいないゲームとなった。16日・ホームでのガンバ大阪戦は浦和が試合開始とともにエンジン全開。内転筋の違和感で大事を取ったキャスパー・ユンカーに代わって前線に入った明本考浩、2列目の関根貴大、江坂任、汰木康也らがチャンスを連発する。35分に明本が負傷交代するとややトーンダウンするが、その後も浦和ペースに変わりない。1点が遠いまま90分を迎えようとした中、浦和はPKを獲得。江坂がこの日好セーブを連発していたGK東口順昭の逆を突いたのだ。ファン、サポーターが胸をなでおろしたのも束の間、再開のキックオフ直後にPKを献上。途中出場のFWパトリックに決め返されて、悔しい1-1に終わった。

試合後、リカルド・ロドリゲス監督は「勝ちにふさわしい内容だった。もっと点が入ってもおかしくなかったと言われるくらいの内容だった。ただ試合は最後の最後まで何が起こるかわからない。我々は勝点を取りこぼしてしまった」と悔やんだ。ただ指揮官はこうも言った。「今日のゲームを振り返ってみると、プレーの内容やチームとして戦ったところはすごく良かった。これを継続していくことが大事」と前を向いた。

20本のシュートの雨を降らせながらPKの1点とどまったG大阪戦を経て、次は決め切ることができるか。ただ、次節の相手・柏レイソルもすんなりゴールを割らせてはくれないだろう。柏も第31節は20本のシュートを放ち相手を圧倒したにもかかわらずベガルタ仙台に1-1。前節は粘り強い守備からの速攻がハマり、清水エスパルス相手にしてやったりの1-0。残留争いから抜け出しつつある柏としては一気に安全圏へ浮上したいことはずだ。

江坂と武藤雄樹が古巣相手にどんなパフォーマンスを見せるのかも注目される『明治安田Ｊ１』第33節は10月22日(金)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。当該試合は1万人上限だったが、「ワクチン・検査パッケージチケット」を追加販売。10月9日までに2回目のワクチン接種を完了している方、またPCR検査陰性証明を提示できる方(10月19日以降に検体採取されたものが有効)が対象。チケットはREX TICKETにて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。