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11月3日、川崎フロンターレが『明治安田生命J1リーグ』2連覇を決めた。89分に浦和レッズに同点弾を許し1-1に終わったものの、2位横浜F・マリノスがガンバ大阪に0-1で敗れ、2年連続4度目の戴冠となったのだ。これで2年連続で4試合残してのリーグ制覇である。
夏場にMF田中碧、三笘薫がチームを去るとともに、谷口彰悟、ジェジエウらCBにケガ人が続出。9月14日・『ACL』ラウンド16・蔚山戦では延長0-0、PK戦の末敗退を余儀なくされた。必勝を期した大会を落とし、その後も続く隔離生活の中、気持ちを切らしてもおかしくない状況に置かれたながら川崎Fは踏ん張った。いや盛り返した。果たして帰国後6連勝を飾り、タイトルを引き寄せたのだった。
なぜ、川崎Fは26勝7分1敗という驚異的な戦績を残すことができたのか。
勝ち続けられる理由を、鬼木達監督が「やはり勝負強くなってきたかなと思う。気持ちだけでは勝負事は勝てない。経験や全体の意思統一、いい時は行くし、そうではない時は全員で我慢する。その使い分けは徐々にできてきている」と分析すれば、谷口主将は「ほかから見ると順調そうに見えたシーズンだと思うけど、やっている側は1試合1試合大変な思いをして、向上心を持って戦い続けてきた。総力戦で勝ち取った優勝」と振り返った。CFレアンドロ・ダミアン曰く「目の前の1試合1試合を決勝のつもりで戦ってきた結果」であり、ジェジエウが言うには「誰ひとり満足することなく日頃のトレーニングから向上することを目標にやっているから」である。
確かにそうなのだろう。だが、サッカーに失敗は付き物。また、メンタルが大きなウェイトが占める競技でもある。毎試合100%の準備と精神面で臨むことこそシンプルだが至難の業だ。なぜ川崎Fの選手たちはこの難しい作業をクリアできたのか。副将を務める左SB登里享平のコメントが腑に落ちた。
「強いフロンターレしか知らない選手も増えているが、僕は入団してから優勝できない経験をすごくして、何が足りないのかすごく考えさせられた。初優勝して今までの取り組みが確信に変わった。それから何度優勝しても勝てない時期を経験している選手が多いので、危機感を持ってチームをどう向かわせるか、チャレンジャーとしてシーズン通して戦ったり、どれだけ勝っても満足しないというのがあると思う」
シルバ―コレクターと言われた時代を知っているからこそ、タイトルの味を知り、なおもタイトルを渇望しているのだと言う。鬼木監督も歓喜に沸く選手たちに「“お疲れ様、おめでとう”と伝えた。“でも、もうひとつあるよ”と。“『天皇杯』、もうひとつタイトルを取ろう”と伝えた」と次の目標を提示することを忘れなかった。次の試合は11月7日(日)・駅前不動産スタジアムでの『明治安田J1』第35節・サガン鳥栖戦である。果たして、川崎Fはどこまで勝点を伸ばすのだろうか。
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