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直近5試合と同じ勝点1だが、ここ5試合とは異なる大きな意味を持つ勝点1と言える。浦和レッズはホーム3連戦の中日となる5月18日『明治安田生命J1リーグ』第11節・横浜F・マリノス戦で、ふたつの異なるゲームを展開した。
前半は完全に支配された。3試合連続スコアレスドローの浦和にレクチャーするかのように横浜FMはゴールの手本を次々と示した。5試合で2得点と決定力不足に喘ぐ浦和にとって重すぎる3点のビハインドを背負った。それでも埼玉スタジアム2002に集ったサポーターは手拍子で後押しした。これにエースが燃えた。
47分、CB岩波拓也のロングフィードに抜け出したFWキャスパー・ユンカーはGK高丘陽平の動きを冷静に見極め逆を突いた。反撃の狼煙となる一発にも背番号7は感情を封印、次の得点に集中した。
その後、互いにチャンスを作るも両GKの好セーブがあり時計が進む中、ユンカーが2点目をマーク。81分途中出場のMF岩尾憲のロングパスに同じく後半投入のFW松尾佑介がヒールを当てると、裏を取ったユンカーが落ち着いてゴールネットを揺らした。ここでもユンカーはゲームの再開を急いだ。
クライマックスは89分、左サイド深くでのスローインから途中出場のMF大久保智明がドリブルで右SB松原健とMF吉尾海夏の間を抜け、さらにMF喜田拓也を抜き去り、シュート性のラストパスを放つとユンカーが巧みに右足を当ててハットトリックを達成。デンマーク人アタッカーはこの日初めてサポーターへアピールした。
6試合連続ドローだが、劇的な同点ハットトリックに殊勲のヒーローもさぞや興奮しているだろうと思われたが、ユンカーはフラッシュインタビューで「2番目にいい結果、引き分けにすることができたが、我々は勝利を目指して戦っているので残念に思う」と語った。「前半はあまりよくなかったが、後半はあるべき姿を見せることができた。今後も後半のようなサッカーを試合を通してやっていけば、どのチームにも勝てる」と課題と手応えを口にしたユンカーは「0-3の状況でもずっと応援してくれた。我々はサポーターに借りがある。もっともっと返していかないといけない」とサポーターへの思いを明かした。
大事なのは次である。だが、次戦の相手も強敵である。すでに『JリーグYBCルヴァンカップ』プレーオフステージ進出を決めていた鹿島アントラーズは5月18日のグループステージ第6節・ガンバ大阪戦は前節から8人先発を入れ替えた。それでもリーグ得点王ランキングトップタイの上田綺世の先制ゴールで主導権を握ると、土居聖真の追加点、ダメ押し弾で3-1。全体1位でグループAを突破した。
果たして、浦和は『030th Urawa Anniversary Week -ORIGINALS- Match of 3』最終戦で待望の勝点3を獲得できるのか。『明治安田J1』第14節・浦和×鹿島は5月21日(土)・埼スタでキックオフ。チケット発売中。試合の模様はDAZN、テレ玉にて生中継。
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