タレントweeker

本日1月26日(土)から待望の来日公演が開幕となる「マリインスキー・オペラ」。その開幕前日にあたる1月25日(金)に行われた『ホヴァーンシチナ』直前リハーサルに直撃取材。リハーサルでも素晴らしい歌声を披露してくれた2人のソリストが、幕間という貴重な時間を割いて、快くインタビューに応じてくれた。

ヴィクトル・チェルノモルツェフ（シャクロヴィートゥイ役）

『ホヴァーンシチナ』は美しい旋律が散りばめられた真珠のような作品。ロシアの文化や生活が凝縮されており、私たちロシア人の歴史が持っている浪漫のようなものも感じてもらえるでしょう。例えば、外国から見た日本の歴史イメージがサムライであるように、皆さんがロシアに思い描くイメージを『ホヴァーンシチナ』が体現してくれるはずです。

私自身、シャクロヴィートゥイは何十回も演じており、自分の中でも特別な役です。しかも自国ロシアの作品ですので、演じることの喜びは格別。その演じる喜びが、日本の観客の皆さんが舞台を見て感じる喜びに繋がればと思っています！

アレクセイ・タノヴィツキー（イワン・ホヴァンスキー公役）

『ホヴァーンシチナ』は、色彩豊かなメロディがあふれ、舞台セットや衣装もとても美しい作品です。ロシア人である私にとっても、やはり特別な作品ですね。勿論イタリアやドイツのオペラもたくさん歌いますよ。2005年に浜松で行われた「国際オペラコンクール」に参加したのですが、イタリア・オペラのアリアで2位を受賞しましたし(笑)。ロシア・オペラだけではなく色々な作品からインスピレーションを受けた上で私が演じるホヴァンスキー公に注目して欲しいですね。

2006年の『指環』日本公演にも出演しましたが、日本の観客の皆さんは、我々アーティストや作品に対してとても誠実で、感動も素直に伝えてくれるのが素晴らしいですね。マリインスキー・オペラのソリストを代表して、その期待を裏切らないことをお約束しますよ！

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