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2006年以来、毎年10月に“杜の都”仙台で開催され、3万人以上の観客を集めているクラシック音楽祭「仙台クラシックフェスティバル」の2008年度記者発表が5月12日東京・渋谷にて行われた。
2006年10月に初開催となった仙台クラシックフェスティバル(通称「せんくら」)は、一流演奏家のコンサートが一律1000円(当日券は大人のみ+500円)という驚きの低価格で楽しめる音楽祭。1公演につき約45分の演奏時間、3歳以上は全公演入場可、演奏曲目はテレビ、CM、映画など、どこかで聴いたことがあるような有名曲が中心にセレクトされており、ビギナーや家族連れでも安心して楽しめるのがコンセプトだ。
第3回開催となる今秋は、10月11日(土)〜13日(月・祝)の3日間、仙台市青年文化センターなど仙台市内4施設9会場で、朝から晩まで合計101のコンサートが行われる。コンサートをハシゴする際の会場移動には地下鉄を利用し、また駅構内ほか各所に無料コンサート設置され、移動の間も気軽に生演奏を楽しめる点が他の音楽祭には見られないユニークなところだ。また秋の観光キャンペーンにあわせて“食”をキーワードにしたイベントも展開予定。『食べるクラシック』(幻冬舎刊)の著者である料理研究家・千葉真知子が手がける「ショパンポトフ」やブラームス、ドビュッシーらの好物が実際に味わえるなど、耳だけでなく舌でもクラシックを楽しめそうだ。
さらに今年から、聴覚に障害をもつ人が音楽をより楽しめるようにと「体感音響システム席」を新たに導入。ヘッドフォンに加え、座席のクッションに組み込まれた振動ユニットで音楽を身体への振動として伝えるシステムが利用できる。
「仙台クラシックフェスティバル」のチケット一般発売は6月20日(金)よりスタート。東京、金沢で開催されている「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭」のほか、カジュアルに楽しむ音楽祭が注目を集める今、仙台に定着したムーブメントへの期待も高まる。
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