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“舞台芸術の殿堂”日生劇場の45周年記念はヤナーチェクのオペラ
2008年06月10日 14時07分 [オペラ・声楽]
オペラ「マクロプロス家の事(こと)」制作発表

“舞台芸術の殿堂”として数々の名演の舞台となってきた日生劇場(東京・有楽町)が、開場45周年を記念して今秋11月に上演する特別公演、ヤナーチェク作曲:オペラ「マクロプロス家の事(こと)」の制作発表を6月9日に行った。

日生劇場は、1963年10月のこけら落とし「ベルリン・ドイツ・オペラ初来日公演「フィデリオ」」以来、「トリスタンとイゾルデ」「さまよえるオランダ人」の日本初演、松村禎三作曲「沈黙」の制作・世界初演ほか数々のオペラ日本初演を積極的に行うなど、日本舞台芸術シーンを牽引してきた劇場だ。

今秋11月の45周年記念公演は東京二期会との共催で、近年評価が高まっているチェコの作曲家レオシュ・ヤナーチェク(1854〜1928年)のオペラ作品から「マクロプロス家の事」を上演。チェコの作家カレル・チャペックによる同名の戯曲をもとに、ヤナーチェクが作曲・台本を手がけたこのオペラは、不老不死の薬を飲み300年以上も生きる女性エミリア・マルティと彼女に翻弄される人々を描く。刺激的かつ美麗な音楽が魅力だが、日本での本格的舞台上演はほぼ皆無。本作ほか20世紀のオペラはその芸術的評価に反して、日本での上演機会は決して多くないのだが、日生劇場は2003年の40周年記念特別公演でもアルバン・ベルク(1885〜1935年)作曲「ルル」上演を成功に導いており、今回の上演も20世紀オペラに対する意欲的な挑戦となる。

演奏を担うのは、新日本フィルハーモニー交響楽団と音楽監督クリスティアン・アルミンク(指揮)。アルミンクは1995年から2002年までチェコのヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めており、ヤナーチェク作品に関する造詣が深く、新日本フィルとタッグを組んでからも「グラゴール・ミサ」「タラス・ブーリバ」ほかを取り上げている。演出は、日生劇場の生え抜きで、今春に旭日小綬章を受賞した日本オペラ演出の第一人者、鈴木敬介が手がける。また芸術的な照明に定評のある沢田祐二の照明、ウィーン国立歌劇場ほかで活躍するパンテリス・デシラスの舞台美術、東京二期会のトップ歌手など、国内外の優秀な人材を結集したプロダクションとなる。

日生劇場開場45周年記念特別公演、ヤナーチェク作曲:オペラ「マクロプロス家の事」は11月20日(木)・22日(土)・24日(月・祝)の3回公演。チケットの一般発売は6月23日(月)より開始。

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