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桜の名所、上野で花咲く―クラシック音楽の祭典が開幕
2009年03月13日 17時35分 [オペラ・声楽]
「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2009-」
(c)青柳聡

明治初期に西洋文化が花開いた“文化の街”東京・上野で約1ヵ月にわたって開催されるクラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2009-」が、3月12日に開幕を迎えた。

同音楽祭は「東京のオペラの森」と題して、2005年に小澤征爾指揮のオペラ公演を中心にスタート。オペラ以外にもオーケストラ、室内楽、美術展とコラボレートしたコンサートなど、公演内容も年々バラエティ豊かに展開。今年からは東京の春の新名物として愛されるようにと「東京・春・音楽祭」の名にリニューアルされた。

3月12日のオープニング公演は、国立科学博物館 日本館 講堂でのミュージアム・コンサート「トリオ・プラス〜ピアノ三重奏の夕べ」。トリオ・プラスは、バイオリンの川崎洋介、チェロのヴォルフラム・ケッセル、ピアノのヴァディム・セレブリャーニの、ニューヨークを中心に活躍する気鋭の若手3人によるピアノ・トリオだ。今回は、シューマンのピアノ三重奏曲第3番、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番などロマン派作品ばかりのプログラム。即興的ダイナミズムが随所にみられ、これぞ室内楽の醍醐味という濃厚な演奏を披露した。また会場の国立科学博物館 日本館 講堂がレトロ・モダンで風情たっぷり。普通のコンサート会場よりも壇上との距離が近く、生の楽器の音、演奏者の表情や息遣いが間近に感じられ、まるでシューマンやメンデルスゾーンの時代にあったサロンコンサートのような雰囲気を醸し出していた。

このミュージアム・コンサートは国立科学博物館のほか、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館を会場に全18公演を開催(無料イベント6公演含む)。また“クラシック音楽の殿堂”東京文化会館では、3月27日(金)・29日(日)にNHK交響楽団のハイドン「天地創造」演奏会、4月9日(木)に名バリトン歌手、ディートリヒ・ヘンシェルのリサイタルなど、音楽祭の目玉とされるコンサートが行われる。

気象庁予想による東京の桜の開花予想は3月25日(水)と、花見シーズンを目前に控え、ひと足早く華開いたクラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2009-」は4月16日(木)まで開催。チケットは好評発売中。

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