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宮古島の伝統音楽から坂本龍一選曲の電子音楽集まで。多様な日本音楽にふれる〈東京の夏〉音楽祭
2009年04月22日 19時17分 [クラシックその他]
東京楽所
6/29(月)〈オープニングコンサート〉
(c)S-Nohara

毎夏、世界各国の伝統芸能や民族音楽・舞踊などを紹介する本格派の国際音楽祭、〈東京の夏〉音楽祭が、今年は6月29日(月)から7月29日(水)までの約1ヵ月間、東京都内の各会場を中心に開催される。

1985年の第1回「音楽・エキゾティシズム・オリエンタリズム − 西洋音楽の熟成と変換」をはじめ、興味深いテーマを掲げて開催されてきた〈東京の夏〉音楽祭。「笑いのかたち − 仮面・音楽・道化」「大陸と海を渡る音 − 外来音楽と日本文化」「森の響き・砂漠の声」などをテーマに、音楽を通して芸術文化を多角的に紹介し、普通の音楽フェスとは一線を画すアカデミックなコンセプトでアーティストやコアな音楽ファンから高い支持を得ている。

開催から四半世紀を経た今夏は、原点に立ち返り「日本の声・日本の音」がテーマ。世界の音楽シーンがボーダーレスになっている昨今だからこそ、私たちのルーツである日本を新たな視点で見つめようというのがコンセプトだ。公演ラインナップも、宮古島の神歌と古謡、声明、雅楽、オーケストラが交錯する石井眞木作曲「声明交響U」、アニメ『鉄腕アトム』の音響デザインを手がけた伝説のクリエイター大野松雄によるライブパフォーマンス、日本からハワイへ渡った移民たちが生んだ民謡「ホレホレ節」、“ウクレレの至宝”エディ・カマエの50年ぶりの来日など、バラエティ豊かなものがズラリと並ぶ。

ラインナップの中でも特に話題を集めそうなのが、坂本龍一選曲による日本の電子音楽集だ。1950〜60年代の電子音楽黎明期から1970年の大阪万博まで、柴田南雄、黛敏郎、湯浅譲二、武満徹、一柳慧ら錚々たる作曲家による電子音楽作品が登場。また坂本龍一がYMO結成と同じ1978年に作曲した幻の作品も披露される予定だ。

また今年の音楽祭の最後を飾る7月29日(水)「ファイナル・ガラ・コンサート」には、10代〜20代の気鋭アーティストが集結。北村朋幹(ピアノ)、小谷口直子(クラリネット)、小山裕幾(フルート)、阿部麿(ホルン)、三浦一馬(バンドネオン)、鈴木慎崇(ピアノ)らによるフレッシュな演奏で日本音楽界の豊かな未来像を聴けそうだ。

多様な視点から日本の音楽文化が体験できる「第25回〈東京の夏〉音楽祭2009 日本の声・日本の音」は6月29日(月)開幕。チケットは4月25日(土)より一般発売開始。

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