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明治天皇に献呈された幻のピアノも登場! ウィーン少年合唱団のツアーが開催
2009年04月24日 12時05分 [合唱]
ウィーン少年合唱団
ウィーン少年合唱団 モーツァルト組のメンバーたち(オーストリア大使館にて)

“天使の歌声”の呼び名で愛される、世界で最も有名な少年合唱団「ウィーン少年合唱団」が、4月24日のアルカス佐世保公演(長崎)を皮切りに、約1か月半にわたって全国ツアーを開催。このツアーに先駆けた来日記者会見が4月22日にオーストリア大使館で行われた。

1498年に神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世によって宮廷礼拝堂聖歌隊として創設されたウィーン少年合唱団は、ハイドン、シューベルトら大作曲家たちも所属していた由緒ある合唱団。20世紀を代表する大指揮者トスカニーニが“天使の歌声”と絶賛したことで有名だ。現在はウィーンのアウガルテン宮殿で全寮制の生活をし、モーツァルト組、ハイドン組、ブルックナー組、シューベルト組の計4グループに分かれて活動中。今回の来日ツアーでは日本人団員も2名所属しているモーツァルト組が登場する。

記者会見では、日本・オーストリア交流140周年を記念して、1869年の修好通商航海条約締結時にオーストリア・ハンガリー帝国から明治天皇に献呈された幻のピアノ「Emperor(エンペラー)」(ベーゼンドルファー社製)のレプリカを披露。東京7公演では演奏に使用される予定だ。

また来日ツアーで毎回ファンの楽しみのひとつになっているのが日本の歌。今回は、天皇・皇后両陛下作詞作曲の『歌声の響』とアンジェラ・アキの『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』などを披露する予定だ。「日本の歌は、アクセントと母音のアイウエオが難しかったようです。僕がみんなの前で歌詞を読んだり、アドバイスしながら練習しました。その成果をコンサートで披露しますので、ぜひ期待してください」と語った日本人団員のシンタロウ君をはじめ、他のメンバーたちも自信たっぷりの模様。

記者会見の最後に、ベーゼンドルファーピアノ「Emperor(エンペラー)」の伴奏で『浜辺の歌』『ヨハン・シュトラウス二世:観光列車』の2曲を披露したメンバーたち。音楽の都ウィーンで500年以上に渡り育まれてきた伝統のハーモニーはまさに“天使の歌声”そのもので、集まった記者陣から拍手喝采を浴びた。

ウィーン少年合唱団の日本ツアーは、4月24日(金)のアルカス佐世保公演でスタート。5月2日(土)・3日(日)のサントリーホール2公演、5月16日(土)ほか東京オペラシティ5公演など、全国27公演が開催される。チケットは好評発売中。

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