あなたが好きなタレントの
出演情報をメールでお知らせ♪

タレント ニュース

クラシック

日本初の国際ヴィオラコンクール。第1回の栄冠に輝いたのは・・・
2009年06月01日 16時09分 [フェスティバル・ガラコンサート]
第1回 東京国際ヴィオラコンクール
第1位 セルゲイ・マーロフ 29日最終審査より (c)藤本史昭

日本初の国際的なヴィオラコンクールとなった「第1回 東京国際ヴィオラコンクール」が5月23日から31日の間、紀尾井ホール(東京・赤坂)にて行われた。

東京国際ヴィオラコンクールは、世界的ヴィオラ奏者・今井信子の提唱により誕生。1992年から毎年行われているコンサートとマスタークラスを柱とするヴィオラの祭典「ヴィオラスペース」の一環として、2009年の第1回より、3年に1度のペースで開催される。コンクール、審査委員によるワークショップとガラ・コンサート、入賞記念コンサートが同時開催され、またコンクール入賞者には翌年以降のヴィオラスペースへの出演が約束されている。

最終審査結果は5月30日に発表。第3位はファイト・ベネディクト・ヘルテンシュタイン(ドイツ)、第2位はディミトリ・ムラト(ベルギー)、そして予選を突破した40名による激戦を勝ち抜き、第1位に輝いたのはセルゲイ・マーロフ(ロシア)。優勝賞金100万円、ステファノ・トラブッキ(クレモナ/イタリア)製作のヴィオラ、スイスのヴェルビエ音楽祭2010アカデミーへの招待状が贈呈された。

審査委員長を務めた今井信子は、今回の審査基準について「1次予選では技術だけでなくバッハやシューベルトの音楽の表現力、2次予選では演奏家としての個性と新曲を短期間で自分のものにする能力、最終審査では室内楽とソリストとしての音楽性を中心に審査しました」と説明。またコンクール全体の感想として「すでに国際コンクールでの入賞歴をもつ参加者も多く、予備審査の段階からとてもレベルが高いことを感じました。今回落選してしまった方々も本当に才能豊かだったので、ぜひ3年後のコンクールに戻ってきて欲しいです」と振り返った。

今回のコンクール第1位から第3位までの入賞者3名は、6月2日(火)に三井住友海上しらかわホール(名古屋)、6月4日(木)にザ・フェニックスホール(大阪)で開催される「ヴィオラスペース2009」への出演も予定している。


≪第1回 東京国際ヴィオラコンクール≫
第1位 セルゲイ・マーロフ(ロシア) 
第2位 ディミトリ・ムラト(ベルギー) 
第3位 ファイト・ベネディクト・ヘルテンシュタイン(ドイツ)

チケットぴあ

関連タレント

クラシックのニュース もっと見る

最新ニュース もっと見る