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ミラノ・スカラ座 日本公演が通算100回に
2009年09月03日 17時55分 [オペラ・声楽]
ミラノ・スカラ座『アイーダ』
ミラノ・スカラ座『アイーダ』_(c)Teatro alla Scala-Marco Brescia

9月4日(金)開幕の日本公演を目前に控えた“世界最高峰のオペラハウス”ミラノ・スカラ座が、9月3日に在日イタリア大使館で記者会見を行った。

ミラノ・スカラ座は、ヴェルディ作曲の『オテロ』『ファルスタッフ』ほか数多くの名作オペラの初演を手がけるなど輝かしい歴史をもち、オペラの本場イタリアのみならず世界中から愛される名門オペラハウスだ。特に日本に関しては、ミラノ・スカラ座総裁・芸術監督のステファン・リスナーが「スカラ座はこれまでに世界35ヵ国を訪れていますが、中でも日本はいつも温かい歓迎で迎えてくれます。これまでに我々が最も多く訪れた国こそ、ここ日本なのです」と言うように、1981年の初来日以来、オペラ・バレエ公演をあわせて今回で7度目の来日。そして今回の日本公演初日の9月4日(金)にNHKホールで開催されるオペラ『アイーダ』公演をもって、記念すべき日本公演通算100回を達成する。

記者会見では来日公演で『アイーダ』を指揮するダニエル・バレンボイム、『ドン・カルロ』を指揮するダニエレ・ガッティが作品について、「ヴェルディの『アイーダ』といえば第2幕の凱旋行進曲など壮大なスケールのインパクトが強いですが、全体的には深い内面描写のある作品。ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』と同様に登場人物たちの濃密な心理ドラマがそこにあるのです」(バレンボイム)、「ヴェルディは、親子をテーマにしたオペラを数多く作りました。マエストロ・バレンボイムが指揮する『アイーダ』はエチオピア国王アモナズロと王女アイーダの父娘関係、私が指揮する『ドン・カルロ』はスペイン国王フィリッポ二世と王子ドン・カルロの父子関係が物語にテーマを与えています。また『ドン・カルロ』には宗教と政治の対比も同時に描かれており、室内楽的・内面的要素に重点が置かれた作品と言えるでしょう」(ガッティ)とそれぞれ語った。両マエストロが指揮するステージは、人間ドラマをテーマに幾多の傑作を生み出し続けた作曲家ヴェルディの本質を鋭く描くものとなりそうだ。

世界最高のオペラハウスが自信のヴェルディ2作品を上演するミラノ・スカラ座日本公演。『アイーダ』は9月4日(金)よりNHKホール(東京・渋谷)にて全4公演、『ドン・カルロ』は9月8日(火)より東京文化会館 大ホール(東京・上野)にて全5公演が開催される。

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