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サントリーホールが2011年より秋のフェスティバルを開催
2009年11月18日 14時58分 [器楽・室内楽]
左より、サントリーホール総支配人・原武、ピアニスト・内田光子、サントリーホール館長・堤剛
左より、サントリーホール総支配人・原武、ピアニスト・内田光子、サントリーホール館長・堤剛

サントリーホールが、開館25周年を迎える2011年からの新プロジェクト企画に伴い、記者会見を11月17日に開催。秋のフェスティバル「サントリーホール・フェスティバル」と春の室内楽プロジェクト「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン」をスタートさせることを発表した。

「サントリーホール・フェスティバル」は、2011年より毎年9月〜11月の2ヶ月間、クオリティの高い企画を集中的にラインナップ。「ガラ・コンサート」「ウィーン・フィルハーモニー ウィークイン ジャパン」など人気公演が予定される。また「スペシャルステージ」と題し、世界的アーティストにスポットを当てた企画も開催される。期間中にリサイタル、アンサンブル、コンチェルト、教育プログラムなどを展開。記念すべき第1回のスペシャルステージは、世界的ピアニスト、内田光子が登場し、ハーゲン弦楽四重奏団との共演やリサイタルを予定している。

スペシャルステージ第1回出演の内田光子は記者会見で「室内楽は、芸術監督を務めるマールボロ音楽祭で毎年たくさんやっているので、他はセーブしているんです。でもハーゲン弦楽四重奏団は特別。ハイドンとかドイツ系を弾かせたら最高ですよ」と共演予定のハーゲン弦楽四重奏団を絶賛。また2公演を予定するリサイタルについて「ひとつはシューマンのダヴィッド同盟舞曲集とか。もうひとつは、嫌だって言われてもやりたい(笑)シューベルトの最後のソナタ3曲を考えています」とプログラムの構想を語った。

内田光子はフェスティバル前年の2010年にも、クリーヴランド管弦楽団と来日予定。サントリーホールでモーツァルトの協奏曲の弾き振りやベートヴェンの協奏曲第4番(フランツ=ウェルザー・メスト指揮)ほかを披露する。「クリーヴランド管は、学生の頃から大好きなオケ。何とも言えない透明度があって、特にモーツァルトが素晴らしい。初共演からオケも私のことを気に入ってくれて、まさに私にとって家族のような存在です」と語るだけに、相思相愛の濃密な演奏が期待できそうだ。

もうひとつの新プロジェクト「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン」は、2011年より毎年春から初夏にかけて開催。世界一流のアーティストを招いたアンサンブルの祭典となる。またこれと併せて「室内楽アカデミー」も2010年秋に新設。ゲストアーティストによるマスタークラスなど、若手音楽家のための最高水準の指導環境を整備する。既存の「オペラ・アカデミー」(1993年開設)と合わせて「サントリーホール アカデミー」と総称し、若手音楽家の育成を一層充実させる狙いだ。

クラシック音楽の殿堂として音楽シーンを牽引し続けるサントリーホール。2011年からの新プロジェクトの詳細は、2010年秋頃に発表される予定。

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