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音楽コンクールの最年少記録を次々と塗り替えている話題のピアニスト、小林愛実(14歳)がEMI CLASSICSと契約。2010年2月のCDデビューを記念したプレミア・コンサートが12月14日、サントリーホール ブルーローズ(東京・赤坂)で行われた。
小林愛実は1995年生まれの現在14歳。3歳からピアノを始め、7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビューを果たす。2004年のショパン国際ピアノコンクール in ASIA アジア大会で第1位金賞、2005年の全日本学生音楽コンクールで優勝(小学4年生で優勝はコンクール59年の歴史で初)をはじめ、すでにコンクール優勝歴多数。海外でもパリ、ニューヨーク、モスクワ、ワルシャワなどでコンサートを行っており、特にNYカーネギーホールでのコンサートの模様はヨーロッパ全土で放映され、世界の注目を集めている。またYouTubeで最も多く視聴されている日本人ピアニストとしても話題で、彼女がショパンやモーツァルト、ベートーヴェンの楽曲を弾く動画は総計400万以上のPVを記録している。
今回のプレミア・コンサートでは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」、ショパンのエチュード作品10-4、マズルカ作品63-3、スケルツォ第1番を披露。14歳とは思えない卓越したテクニックと凄みすら感じさせる演奏への集中力で、集まった観客を彼女の世界に一気に引き込んだ。演奏後トークでは打って変わって、「練習はちょっと苦手で、食べることと寝ることが大好き。あと好きなミュージシャンはアムロちゃん(安室奈美恵)と東方神起」という普通の14歳の女の子。練習時間はどのくらいとの質問にも「一応4時間になっているけど…おやつ食べたり、おしゃべりしたりで休憩もたくさん(笑)」と笑顔で語り、会場も思わず爆笑。演奏とは打ってかわって愛らしいキャラクターでも、会場に集まったファンの心を一気に掴んだようだ。
今後の飛躍がますます注目を集めそうなピアニスト小林愛実。「自分が表現したいことを演奏させてくれる」というショパンと「思わず熱くなってしまう」というベートーヴェンの楽曲を収録したデビューアルバムは、2010年2月10日(水)にリリース予定。またCDデビューの記念リサイタルは4月3日(土)に浜離宮朝日ホール(東京・築地)で開催、チケットは12月26日(土)より一般発売される。
「小林愛実 CDデビュー記念リサイタル」
▼4月3日(土) 浜離宮朝日ホール
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