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日本が世界に誇る作曲家・武満徹の生誕80年を記念して、メゾ・ソプラノ歌手・坂本朱が武満徹のポップス・ソングを歌うコンサートが、10月14日(木)に東京文化会館で開催される。

「武満徹生誕80年メモリアルコンサート 坂本朱 メゾソプラノ Liberte リベルテ〜自由」チケット情報

武満徹(1930〜96)は、世界で最も有名な日本人作曲家。前衛的なオーケストラ作品から、黒澤明監督作品をはじめとする多くの映画音楽、さらには劇音楽、ポップスソングまで、多岐にして膨大な作品を残しており、その才能に20世紀を代表する大作曲家ストラヴィンスキーが絶賛したというエピソードも有名だ。

その武満作品の中から、「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」「死んだ男の残したものは」「MI・YO・TA」などのポップス・ソングに焦点を当てたリサイタルを行う坂本朱は、サイトウ・キネン・フェスティバルをはじめ、国内外のオペラやコンサートで活躍中の日本を代表するメゾ・ソプラノ歌手。これまでイタリア・オペラの王道から日本語のオペラまで幅広く活動してきた彼女だが、意外にも武満徹の作品に出会ったのは近年。「これからの歌手としての自分自身を考えたときに出会えた運命の作品たち」と語る。

文筆活動も多彩だった武満徹の著作も愛読しているという坂本朱がコンサートのタイトルに銘打ったのが「リベルテ〜自由」。「とてもシンプルな、優しい言葉とメロディで綴られた曲ばかり。年配の方から若い人、小さなお子さんまで、それぞれの聴き方ができます」というように、武満のポップス・ソングがもつ自由で伸びやかで奥深い魅力を届けてくれそうだ。

「武満徹生誕80年メモリアルコンサート 坂本朱 メゾソプラノ Liberte リベルテ〜自由」は10月14日(木)19時より東京文化会館(小ホール)にて開催。チケットは発売中。

• @ぴあインタビュー/坂本朱