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音楽監督ユベール・スダーンのもと、洗練された音楽作りで高い評価を得ている東京交響楽団。その2011年度シーズンテーマが「シェーンベルク」に決定した。
2004年から音楽監督を務めるユベール・スダーンのもと、これまでにモーツァルト(2005、06年)、ハイドン(2007年)、シューベルト(2008年)、シューマン&ブラームス(2009年)、アフター・シューマン(2010年)と毎年シーズンテーマを設けてきた東京交響楽団。オーケストラの基礎となる作品を中心とした明確なコンセプト、洗練された音楽作りで、国際レベルに通用するオーケストラとして高く評価されている。
その東京交響楽団が、創立65年目となる2011年度のシーズンテーマに選んだのが、オーストリアの作曲家シェーンベルク(1874〜1951)。無調音楽、12音技法を創始したことで知られ、後期ロマン派から20世紀の西洋音楽の発展へと最も大きな影響を及ぼした作曲家だ。今回は比較的初期の作品―「浄夜」「ペレアスとメリザンド」「室内交響曲」「モノドラマ・期待」など後期ロマン派音楽の集大成といえる作品を中心に取り上げる。
「ワーグナーやブラームスを尊敬したシェーンベルクは、モーツァルトやシューベルトが好きだったように、古典派からロマン派の影響を大きく受けた作曲家。ロマンチックでドラマチックな魅力を味わって頂けるでしょう。シェーンベルクの音楽は、いずれも演奏難易度が非常に高く、オーケストラにとって大きなチャレンジですが、いまの東京交響楽団だからこそ挑める、挑まなければならないと思います」と語った音楽監督ユベール・スダーン。東京交響楽団との8年目のシーズンを前に、新たな挑戦への意気込みを表した。
「シェーンベルク」をテーマに掲げる東京交響楽団2011年度シーズンは4月よりスタート。本拠地のミューザ川崎シンフォニーホール、サントリーホール、東京オペラシティで定期演奏会ほかが開催される。各公演のチケットは1月13日(木)より順次一般発売開始。
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