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昨秋の第16回ショパン国際ピアノ・コンクールの入賞者たちが来日。1月16日(日)から全国6都市を巡るガラ・コンサートを間近に控えた1月14日、東京都内で記者会見を行った。
「第16回ショパン国際ピアノ・コンクール2010入賞者ガラ・コンサート」チケット情報
ショパン国際ピアノ・コンクールは、世界で最も権威あるコンクールのひとつ。これまでにポリーニ、アルゲリッチ、ツィメルマン、ブーニンなど世界的ピアニストを輩出してきた。
ショパン生誕200年ということで全世界の注目を集めたコンクールを勝ち抜き、今回のガラ・コンサートに出演するのは5名の入賞者。45年ぶりの女性優勝となったユリアンナ・アヴデーエワ(第1位)、インゴルフ・ヴンダー(第2位)、ルーカス・ゲニューシャス(同2位)、ダニール・トリフォノフ(第3位)、フランソワ・デュモン(第5位)が、それぞれ選りすぐりのショパン作品を披露する。
コンクールで切磋琢磨したライバルとして、また同世代の若者同士として、5人の和気あいあいとした雰囲気の中で行われた記者会見。
「ガラ・コンサートで演奏する曲は、とても思い入れのある好きな曲ばかりを選びました。特にピアノ協奏曲は、コンクールと同じくワルシャワ国立フィル、マエストロとご一緒できますが、コンクールの時とはまた違う、弾く度に新しい感動が生まれる演奏を目指したいです」(アヴデーエワ)、「まずは賞を頂いたポロネーズを。それから最近力を入れている練習曲で、皆さんの印象に残る演奏ができればと思っています」(ゲニューシャス)、「ピアノ協奏曲、幻想ポロネーズはともに大好きな曲です。ショパンの国(ポーランド)のオーケストラとマエストロ、つまりのショパンの文化を知り尽くした方々と再び共演できるのが楽しみ」(ヴンダー)、「マズルカ賞を頂いたのでマズルカを。そしてマズルカ風ロンド、タランテラはさほど演奏機会は多くないけれど、非常に素晴らしい作品なのでぜひ聴いてもらいたいです」(トリフォノフ)、「5人で行うコンサートなので、バラエティ豊かなプログラムにしたかったです。子守歌やポロネーズは、大曲とは違う色合いを聴いてもらえると思います。それから自分らしい個性をいかに出せるかも楽しみ」(デュモン)と、それぞれ意気込みを語った。
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール入賞者ガラ・コンサートは、1月16日(日)の仙台・東京エレクトロンホール宮城公演を皮切りに、福岡・大阪・東京・名古屋・札幌の全国6都市・全7公演を開催する。
◆第16回ショパン国際ピアノ・コンクール2010入賞者ガラ・コンサート
1月16日(日) 仙台/東京エレクトロンホール宮城
1月18日(火) 福岡/福岡シンフォニーホール
1月19日(水) 大阪/ザ・シンフォニーホール
1月22日(土) 東京/オーチャードホール
1月23日(日) 東京/オーチャードホール
1月24日(月) 名古屋/愛知県芸術劇場
1月26日(水) 札幌/札幌コンサートホールKitara
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