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2008年より好評を博している神奈川県民ホール・びわ湖ホール・東京二期会の共同制作オペラ・シリーズ第4弾『アイーダ』がまもなく開幕を迎える。
神奈川県民ホール・びわ湖ホール・東京二期会・谷桃子バレエ団・神奈川フィルハーモニー管弦楽団共同制作 歌劇『アイーダ』チケット情報
2008年『ばらの騎士』、2009年『トゥーランドット』、2010年『ラ・ボエーム』と毎回好評を博す共同制作オペラ・シリーズ。第4弾となる今回は、創立60周年を迎えた谷桃子バレエ団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団も参加し、計5団体のノウハウを結集。ステージを覆いつくすほどの大人数が出演し、華やかなバレエ・シーン、スペクタクルな舞台が展開するグランド・オペラの代名詞『アイーダ』を上演する。
国家や民族が対立する古代エジプトを舞台に、奴隷娘アイーダとエジプトの武将ラダメスの悲恋をドラマチックに描いたヴェルディの最高傑作『アイーダ』で手腕を振るうのは、2009年の共同制作オペラ『トゥーランドット』でもタッグを組んだ、指揮の沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)、演出の粟國淳。「びわ湖ホールは、初代芸術監督・若杉弘さんがヴェルディ・オペラ日本初演9作品を手がけたことで有名です。ヴェルディ9作品で“V9”と言っていますが、今回はV10記念に相応しく、壮大な「アイーダ」でドカンと花火を打ち上げたいと思います」(沼尻)、「アイーダはどうしてもスペクタルな作品というイメージが先行しますが、ヴェルディはシェイクスピアを尊敬していたように舞台の人間。スペクタクルがあるからこそ、ヴェルディが描いた悲劇の人間ドラマを表現しないといけない」(粟國)と、1月に行われた制作発表で意気込みを語っている。
キャストには、アイーダ役に横山恵子、並河寿美、ラダメス役に福井敬、永田峰雄など、若手からベテランまで、国内外、所属団体の垣根を越えて望みうる最高水準の歌手陣が集結。一部歌手は、沼尻竜典自身が指名オーディションを行い、まさにオペラ界のナショナルチーム“沼尻ジャパン”といえる布陣で挑む。
神奈川県民ホール・びわ湖ホール・東京二期会・谷桃子バレエ団・神奈川フィルハーモニー管弦楽団の共同制作オペラ『アイーダ』は、3月5日(土)・6日 (日)に滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール、3月20日(日)・21日(月・祝)に神奈川県立県民ホールで開催。チケットは発売中。
■神奈川県民ホール・びわ湖ホール・東京二期会・谷桃子バレエ団・神奈川フィルハーモニー管弦楽団
【滋賀公演】
3/5(土)・6(日) 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
【神奈川公演】
3/20(日)・21(月・祝) 神奈川県立県民ホール 大ホール
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