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デビュー20周年を迎えた日本を代表するピアニスト横山幸雄が、自身が教鞭をとる上野学園の石橋メモリアルホール(東京都)で2月18日に記者会見を行った。
1971年東京生まれの横山幸雄は、1990年のショパン国際ピアノコンクールで歴代日本人最年少入賞の快挙を果たして以来、洗練されたテクニックと表現力、緻密な構成力を兼ね備えた本格派ピアニストとして活躍中。後進の指導にも意欲的で、あの辻井伸行の師としても有名だ。
横山幸雄にとっては切っても切り離せないのが作曲家ショパン。デビュー以来、演奏活動の中核としてショパン作品に取り組み続け、昨年のショパン生誕200年には、ショパンのピアノ・ソロ曲全166曲を一日で演奏するコンサートでギネス世界記録を達成し、大きな話題を集めたばかりだ。
同じく昨年、ショパンの命日である10月17日より「プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲演奏会」(全12回)をスタート。上野学園石橋メモリアルホールを舞台に継続中の同シリーズは、楽譜の存在するショパンの独奏曲を、ショパンが生涯愛した名器プレイエルで演奏。使用するピアノは、横山幸雄自らパリで選んだ、1910年製のプレイエル。「ショパンの時代になるだけ近いもので、かつ現在でも演奏会で使用できる状態のものを吟味した、とっておきの1台」だ。シリーズは現在第5回まで終了。3月9日の第6回から10月17日の第12回(最終回)まで、月1回のペースで開催。また同シリーズとの共同プロジェクトとして『横山幸雄 プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集』が、3月、6月、9月、12月の各月3タイトルずつ全12枚がキングレコードよりリリースされる。
その他、デビュー20周年活動として、昨年自ら記録したギネス記録の更新に挑む「ショパン・ピアノ・ソロ完全212曲演奏会」(5月)をはじめ、毎年恒例の東京オペラシティでのリサイタル(9月)、バイオリニスト矢部達哉らとの室内楽ツアーや、4大コンチェルト(2012年1月)、3大コンチェルト(2012年2月)などの演奏会を予定している。
◆横山幸雄プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲演奏会
会場:上野学園 石橋メモリアルホール
第6回 3月9日(水)
第7回 4月18日(月)
第8回 5月10日(火)
第9回 6月10日(金)
第10回 7月5日(火)
第11回 9月26日(月)
第12回 10月17日(月)
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