タレント ニュース
クラシック

韓国が生んだ世界的指揮者チョン・ミョンフンが音楽監督を務めるソウル・フィルハーモニー管弦楽団が、5月に来日公演を開催する。
ソウル・フィルハーモニー管弦楽団は、1948年の発足以来、韓国のクラシック音楽シーンを牽引する存在として活躍。パリ・オペラ座をはじめ、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルなど世界最高峰の舞台で活躍してきた指揮者チョン・ミョンフンが、2005年にミュージック・アドバイザー、06年に音楽監督に就任して以降は、演奏レベルが飛躍的に向上。楽団内で頻繁にオーディションを行うことで競争率を高めるほか、チョン・ミョンフンが自ら首席指揮者を務めるフランス放送フィルハーモニー管弦楽団の実力派奏者たちをソウル・フィルに連れてくるなど、楽団のレベル向上に余念がない。2010年にはベルリンを皮切りにヨーロッパ9都市を回るツアーを行い、“世界レベルのオーケストラ”として各誌が絶賛。また世界で最も長い歴史を持つレコードレーベル「ドイツ・グラモフォン」がアジアのオーケストラとして初めて専属契約を結ぶなど、注目度が高まっている。
2月に都内で行われた記者会見で、音楽監督のチョン・ミョンフンは「日本と韓国は、例えば若い人たちが熱狂するサッカーの代表試合をはじめ、お互い競争しながら高め合っていく良いライバル関係だと思っています。クラシックにおいても同じように切磋琢磨しながら、素晴らしい音楽を目指していきたいですね」と抱負を語った。東京フィルをはじめ日本のオーケストラとも頻繁に共演を重ねてきた名匠が、新たに繋ぐ日韓のオーケストラの輪に期待したい。
チョン・ミョンフン指揮ソウル・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演は、5月10日(火)にサントリーホール(東京都)、11日(水)にザ・シンフォニーホール(大阪府)、12日(木)にオーバード・ホール(富山県)で開催。チケットは、大阪・富山公演が発売中。東京公演は3月6日(日)10時より一般発売が開始される。
■ソウルフィルハーモニー管弦楽団 2011年 日本公演
【東京】5月10日(火) サントリーホール
【大阪】5月11日(水) ザ・シンフォニーホール
【富山】5月12日(木) オーバード・ホール
関連リンク(外部リンク)
関連タレント
ソウル・フィルハーモニー管弦楽団
チョン・ミョンフンクラシックのニュース もっと見る
-
クラシック
2022年07月14日 13時00分 更新弦楽四重奏の未来へ!クロノスQ、19年ぶり来日 -
クラシック
2022年07月08日 15時30分 更新ウィントンの協奏曲を再演。石田泰尚に熱狂する夜 -
クラシック
2022年07月04日 12時00分 更新無垢な「愚者」をどう演じる?二期会パルジファル -
クラシック
2022年07月01日 13時00分 更新現実と幻想が同居する不思議!新国ペレアスの衝撃 -
クラシック
2022年06月16日 11時30分 更新歌う喜びいつも!ショパンコン3位のスペイン新星