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創立50周年を迎えた読売日本交響楽団が、世界平和を祈念する特別公演として、原爆忌に広島と長崎で「世界平和への祈り」特別演奏会」を開催する。
楽団創立以来、ブリテン作曲「戦争レクイエム」、ペンデレツキ作曲「ルカ受難曲」日本初演、シュニトケ作曲のオラトリオ「長崎」や、1981年ローマ法王ヨハネ・パウロ2世を迎えた「ヤング&ホープ大会」での演奏など、平和への願いを音楽に込めてきた読売日本交響楽団。今回の演奏会は、同団常任指揮者を務めるシルヴァン・カンブルランが「広島・長崎で原爆投下の日に、亡くなられた多くの方に『レクイエム』を演奏し祈りをささげたい」と熱望して実現した。
カンブルランは公演に先駆けて、今年5月に長崎市と広島市を初訪問。両市の原爆資料館の見学、長崎平和祈念像や広島原爆死没者慰霊碑への献花を行い、「子どもたちが犠牲にならない戦争はありません。平和への道を願い、祈りを捧げ、生きる希望となるような演奏を行いたい」と力を込めて語っている。
読響50周年特別公演「世界平和への祈り」広島特別演奏会は8月6日(月)に上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)で、長崎特別演奏会は8月9日(木)に長崎ブリックホールで開催。カンブルランの指揮で、4名のソリストとそれぞれの地元市民の合唱団とともにモーツァルト「レクイエム」などを演奏。広島では吉川晃司(ミュージシャン・俳優)が、長崎では白石加代子(女優)が「レクイエム」で朗読を行う。各公演ともチケットは発売中。
また読売日本交響楽団は、今年10月27日(土)にサントリーホール(東京都)で行う定期演奏会で、細川俊夫作曲「ヒロシマ・声なき声」の演奏を予定している。
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