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今秋よりインゴ・メッツマッハーをConductor in Residenceに迎えて、Music Partner of NJPのダニエル・ハーディングとの2頭体制となる新日本フィルハーモニー交響楽団。9月からスタートする2013/2014シーズンは“ワーグナー/ブラームス”をシーズン・テーマに据える。
19世紀後半のドイツ音楽界を二分し、後の音楽史に多大な影響を与えたふたりの大作曲家、 ワーグナーとブラームス。前衛と伝統、革新と保守など、このふたりに象徴されるキーワードを内包した複合的なシーズン・テーマのもと、哲学、音楽、文学、政治に至るまで、音楽が内包する時代の空気や、プログラムに隠されたさまざまなドラマを取り上げる。隅々まで趣向を凝らした、まさに新日本フィルらしいラインナップといえる。
9月の新シーズン開幕は、メッツマッハーの就任披露公演として、生誕200周年のワーグナー・イヤーに捧げる『ワルキューレ』第1幕(演奏会形式)のほか、ムソルグスキー、スクリャービン、チャイコフスキーなどを取り上げる。古典から現代音楽まで幅広いレパートリーに精通するメッツマッハーらしい、知的好奇心を刺激するプログラムが目白押しだ。
2頭体制を牽引するもうひとり、ダニエル・ハーディングは、3回にわたりブラームスの交響曲全曲に挑戦。また、これまでも新日本フィルと共に演奏会で取り組み続け、ますます深みを増しているマーラー作品から交響曲第7番『夜の歌』を取り上げる。
メッツマッハー、ハーディング以外の豪華客演陣にも注目だ。新日本フィルと度々共演を重ねてきた俊英・下野竜也と、藤村実穂子が太鼓判を押すオペラ指揮者、クリストフ・ウルリヒ・マイヤー(11月)。東ドイツの巨匠ヴォルフ=ディーター・ハウシルト(1月)。過去2回の共演でファン急増中のジャン=クリストフ・スピノジ(2月)。新日本フィル初登場の準・メルクル(3月)。本場ドイツの劇場で叩き上げた実力派・上岡敏之と、パリ管でパーヴォ・ヤルヴィのアシスタント・コンダクターなど務める若手注目株のアンドリス・ポーガ(4月)と、個性豊かな指揮者たちが続々登場する。
新日本フィルハーモニー交響楽団 2013/2014シーズンは、9月6日(金)・7日(土)にすみだトリフォニーホールで開催の「インゴ・メッツマッハー Conductor in Residence 就任披露公演」よりスタート。
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アンドリス・ポーガ
インゴ・メッツマッハー
ヴォルフ=ディーター・ハウシルト
上岡敏之クリストフ・ウルリヒ・マイヤー
下野竜也ジャン=クリストフ・スピノジ
準・メルクル 新日本フィルハーモニー交響楽団 ダニエル・ハーディングクラシックのニュース もっと見る
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