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平成25年度(第64回)芸術選奨 文部科学大臣賞が発表され、大衆芸能部門をジャズ・ピアニストの小曽根真が受賞。また音楽部門の新人賞をピアニストの小菅優が受賞した。
同賞は、芸術各分野において優れた業績をあげた人物や、各部門において新境地を開いた人物に贈られる賞。1950年に文化庁芸術祭から分離される形で設立され、1956年に現在の名称に改められた。
大衆芸能部門を受賞した小曽根真は、1983年に米CBSからCDデビューを果たし、カーネギーホールでのデビュー・リサイタルを開催。2013年は世界デビューから30周年の節目だった。この度の主な受賞理由として、ゲイリー・バートンとのデュオ・アルバム『TIME THREAD』(2013年発表)および彼との日本ツアーの成果が挙げられており、「ジャズとクラシックの間を軽快に往来し、ジャンルの壁をいとも楽しげにくぐり抜けて音楽への愛をアピールした」と評された。
音楽部門・新人賞受賞の小菅優は、抜群のテクニックと美しい音色、強い集中力と厚い情感で聴く者を魅了する、今最も評価の高いピアニスト。主な受賞理由としては、2010年より取り組んでいる「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズ」(紀尾井ホール・いずみホール)における優れた造形力と豊かで強靱な表現力、そしてこれと並行する「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクト」の成果が挙げられている。その他、ヘンツェのピアノ協奏曲をはじめとする現代作品への意欲的な取り組みも受賞理由のひとつとして挙げられ、「今後への期待も大きい」と評された。
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