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地球の偉大さを感じずにはいられない壮大な大自然の映像を、フルオーケストラによる迫力の演奏で楽しめるコンサート「プラネットアース in コンサート」が、4月30日(水)に東京国際フォーラム ホールAで開催される。本公演のリハーサルが4月28日に都内某所で行われ、指揮のベンジャミン・ノーシー、演奏を担当する東京フィルハーモニー交響楽団の面々が顔を揃えた。
本公演は、イギリスBBCの自然ドキュメンタリー「プラネットアース」の映像をもとに制作されたコンサート。この映像は、日本のNHKとアメリカのディスカバリーチャンネルが共同制作し、40人のカメラマンが超高感度ハイビジョンカメラを使い、全世界200か所以上で延べ2000日にわたり撮影。映画音楽の巨匠ジョージ・フェントンの音楽と融合し、プライムタイム・エミー賞7部門でノミネートされ、音楽が作曲賞を受賞するなど、自然ドキュメンタリーの最高傑作と言われている。
リハーサルは、ノーシーの進行により、1曲ずついくつかのセンテンスに分けて演奏。本番の巨大スクリーンに映し出される映像に合わせながら、音の強弱やテンポ、長さ、メロディラインなどを入念に確認していく。指揮棒を振りながら、ノーシーが表情豊かに指示を与えていくと、曲に表情が加わり、息を吹き込まれたように生き生きとした演奏へと変わっていった。
ホッキョクグマやコウテイペンギンの親子の映像は、どこかコミカルな楽曲で紹介される。赤ちゃんペンギンのかわいい仕草や、親にぴったりと寄り添う子グマの愛らしい姿を演奏が盛り上げ、子どもを見つめる親の表情には大きな愛を感じとることができる。他にも、カラハリ砂漠を横断するゾウの群れからはぐれてしまった子ゾウの運命や、2万5000頭のトナカイを上空より撮影した映像、ツルの一群によるエベレスト越えなど、本公演のために厳選された12のシーンが再編集された。
さらに、2010年の全米ツアーに参加したヘイリー・グレニー スミスがソリストとして参加し、美しい歌声を披露する。そして、俳優の神木隆之介がライブナビゲーターとしてステージに登場し、自然が織りなす物語に花を添える。「プラネットアース in コンサート」は、4月30日(水)に東京国際フォーラム ホールAで全2公演(15時開演/19時開演)行われる。チケットは4月29日(火・祝)までチケットぴあで発売中。
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