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東京都交響楽団が、2010年より首席客演指揮者を務めるヤクブ・フルシャの任期を2018年3月まで延長することを発表した。
1981年生まれヤクブ・フルシャは、将来のチェコ楽壇を背負って立つ逸材と目されており、2011年の独グラモフォン誌で「巨匠となる可能性の高い10人の若手指揮者のひとり」として名前が挙げられるなど、欧米で高い評価を得る俊英。現在は母国チェコのプラハ・フィルハーモニア管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者も務めている。
都響に初登壇したのは、2008年5月の第662回定期演奏会。当時弱冠26歳ながら卓越した実力ですぐに楽員の信頼を掴み、2010年から5年間の契約で首席客演指揮者(プリンシパル・ゲスト・コンダクター)に就任。以来ヤナーチェク、スーク、マルティヌーなどのチェコ音楽をはじめ、フランスやドイツ音楽など多彩な演目で毎回躍動的な演奏を引き出し喝采を浴びているほか、ライブCDでも高い評価を得ている。
今回の任期延長にあたって「私が敬愛し、敬服する東京都交響楽団との素晴らしいコラボレーションを今までと同じように実りのある形で続けられることに心が躍ります。私はこの素敵な仲間の一翼を担えることを大変光栄に思います。そして意義あるひとつひとつの音、感情、変わりゆく神秘的な瞬間で満たされたこのオーケストラとの演奏が待ちきれません」と語っている。
来年2015年に創立50周年を迎える東京都交響楽団は、今回任期延長となった首席客演指揮者ヤクブ・フルシャのほか、新たに第5代音楽監督に就任する大野和士、終身名誉指揮者の小泉和裕、桂冠指揮者のエリアフ・インバルという指揮者陣となる。
<フルシャ指揮 都響 今後の公演>
■プロムナードコンサート No.360
9月14日(日)14:00 サントリーホール
【13:35〜50】プレトーク:ヤクブ・フルシャ(通訳つき)
カベラーチ:時の神秘 〜大オーケストラのためのパッサカリア〜 op.31 ※日本初演
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
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ヤクブ・フルシャ
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