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オーケストラと異色のジャンルのコラボレーションを繰り広げ、好評を博してきたサントリーホールの人気企画『日本フィル&サントリーホール とっておきアフタヌーン』。第1回のミュージカル、第2回の歌舞伎に続き、シリーズ第3弾となる今回はバレエジェンツをパートナーに迎え、バレエとオーケストラのコラボレーションにより早春のホールを華やかに染める。
バレエジェンツとは、熊川哲也率いるKバレエ カンパニーから誕生した男性5名のパフォーマンス・グループ。座長の宮尾俊太郎を筆頭に、福田昂平、杉野慧、益子倭、栗山廉と、メンバーはいずれも同団きっての精鋭揃い。確かな技量に五人五様の煌めく個性を兼ね備え、バレエ界の内外から今大きな注目を集めている。“舞台芸術のすばらしさをより多くの方へ伝えたい”をモットーに、昨年3月の結成以来ディナーショーやイベントなど多彩なシーンに登場。クラシック・バレエの枠を超え、ダンスの可能性と醍醐味を広く伝えてきた。
2016年2月に上演を迎える『日本フィル&サントリーホールとっておきアフタヌーンVol.3 バレエ×オーケストラ』では、座長の宮尾俊太郎振付による新作バレエ4作品と、大井剛史指揮によるオーケストラ演奏4曲を披露。うちバレエ作品に予定されている楽曲は、グリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、サン=サーンスの交響曲第3番(オルガン付き)など。バレエジェンツの発足を機に振付の才能を開花させた宮尾の新作と、日本フィルハーモニー交響楽団との共演を果たすダンサーたちの新たな境地に期待がかかる。一方、オーケストラ演奏のプログラムには、アダン『ジゼル』やミンクス『パキータ』といったバレエでお馴染みの楽曲をラインナップ。バレエにも造詣が深い大井の指揮のもと、日本フィルの演奏でバレエ曲の数々を聴く。これはバレエファンにとってはもちろん、音楽ファンにとっても新鮮な体験と言えよう。充実のプログラムで贈る、とっておきの午後のひととき。バレエと音楽の粋を集めた、記憶に残るステージとなりそうだ。
公演は2月23日(火)東京・サントリーホール 大ホールにて。
舞踊ライター 小野寺悦子
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