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3月31日(木)に開催される「渡辺俊幸PRESENTS“THE SYMPHONIC SOUL”」。さだまさしや平原綾香、映画『平成モスラシリーズ』『宇宙兄弟』、ドラマ『大地の子』など、誰しも一度は聞いたことのある曲を作ってきた作曲・編曲家の渡辺俊幸が全面プロデュースする本公演。オーケストラに「ディズニー・オン・クラシック」などで知られる“オーケストラ・ジャパン”、そしてスペシャルゲストにゴスペラーズとGILLEを迎える。
渡辺俊幸PRESENTS“THE SYMPHONIC SOUL” チケット情報
本公演は、渡辺の“クラシックに興味のない方にもオーケストラサウンドの魅力を知ってもらいたい”というテーマから生まれたもの。オーケストラの演奏とゴスペラーズやGILLEという組み合わせは意外だが、「ゴスペラーズはオーケストラが必要ないところで勝負していくアーティストだけれども、例えば海外ではそれがゴージャスな形でアレンジされるようなケースもあって。そういう海外の本格的なアーティストのレベルを日本で実現するにはうってつけのアーティスト」と語る。GILLEが挑戦する『夢やぶれて』(『レ・ミゼラブル』より)は、「楽曲はすべて今回のために僕がアレンジしています。自分で言うのもなんですが『夢やぶれて』のいろんなオーケストラのアレンジも聞きましたが、どれよりもいい(笑)。大げさじゃなく、最高峰のものがきたという楽しみを持ちながら聴きに来てほしいなと思います」と太鼓判を押す。
渡辺が本公演で体験してほしいこと、それは「オーケストラの演奏を“生で”聴く」ということだ。「40年ほど前にボストンで生まれて初めて生でフルオーケストラの演奏を聴いたんです。それでものすごく感動したんですね。こんな素晴らしいものをなんで今まで聴いていなかったのか、と。レコードでは聞いていたけど、生で聴くのは格別で。でもクラシックは敷居が高いので、なかなかチャンスがない。そのチャンスを作ることは自分の役目なんじゃないかって思ったんですよ。そうすることで自分と同じ体験をする人が増えるのではないかと。だから、(本公演は)ラスベガスのショーを観に来るような気持ちで来てもらいたいんです」
楽曲も聴きやすいものを用意している。「映画『平成モスラ』から組曲『平成モスラ』という楽曲も今回まとめあげました。当時、映画のために書いた楽曲をオーケストラでよりゴージャスに」
クラシックの殿堂・サントリーホールという場所にもこだわった。「歌とピアノにはPAを通しますが、あとはスピーカーを通してないオーケストラの音が聞こえてきます。こんなにきれいな音なんだねって意識してもらうとうれしいです」
「渡辺俊幸PRESENTS“THE SYMPHONIC SOUL”」は3月31日(木)、東京・サントリーホールにて。
取材・文:中川實穗
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