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毎年、サントリーホールを始め、全国でリサイタルを開催している及川浩治は、近年ますます充実した演奏活動を見せています。昨年は、ショパンの「雨だれ」やベートーヴェン交響曲 第5番「 運命 」ピアノ版〈 リスト編 〉などの名曲・大曲を披露し、『指が筆のように音を綴り、 まさにピアノの詩人のショパン節』(「音楽の友」2021年1月号)など絶賛を受けました。
その及川浩治が、今年お贈りするのが《 「 ショパンの旅 」1999年 オリジナル版 》です。
1999年ショパン没後150年に及川が企画した「ショパンの旅」は、ショパンの儚くも濃密な生涯を【 語り 】 と 【 名曲 】 で 辿 る 【 旅 コンサート 】というコンセプトで大評判となり、全国で3万5千人以上を動員するなど、クラシック・コンサートとしては破格の大規模ツアーを実現しました。
及川浩治を不動の人気ピアニストへと押し上げた「ショパンの旅」は、その後2005年、 2010年、2014年と、内容を変えながら続けてきたシリーズです。今回は、その原点である1999年のオリジナル・プログラムを22年ぶりに再現します。「革命」「別れの曲」「華麗なる大円舞曲」「雨だれ」「小犬のワルツ」「英雄ポロネーズ」「舟歌」など名曲中の名曲全17曲で構成されており、ショパンの人生と、その音楽の素晴らしさを余すところなく体感いただけます。また同時に、オリジナル 版と向き合うことで、いまやベテランの域に達した及川が自分自身の原点を再び見つめなおす【 旅 】でもあります。
22年前からずっと聴いていただいいる方も、今回初めて体験するという方も、ショパンの、そして及川浩治の魅力を存分に感じていただけるコンサートです。美しくも深遠なショパンの世界を、原点と向き合う及川の真摯な演奏でご堪能ください。
「及川浩治ピアノ・リサイタル「ショパンの旅」1999年オリジナル版」の公演情報はこちら
〜及川浩治コメント〜
1999年は私にとって転機となる特別な年になりました。ショパンの没後150年の年で、2月から始まった「ショパンの旅」ツアーは信じられないほど沢山のお客様に聴いていただけたのです。「ショパンの旅」というタイトルを考え、自分で台本を書き、音楽と朗読でショパンの人生を辿る「旅」というコンセプトで作り上げたコンサートです。これほど時間を費やして企画を考えたのは初めてでした。今年度のリサイタル・ツアーをオール・ショパンで、というお話をいただき、22年前のプログラムと台本を復刻することにしました。
ショパンの音楽は素敵ですが、多くの曲は精神的な深みや悲しみに満ちています。このプログラムではショパンの初期から晩年の作品までの有名曲を中心にしていますので、お客様 にも聴きやすい選曲だと思います。ショパンの多彩な音楽からその一面を感じ楽しんで頂けることを願っています。
▼及川浩治ピアノ・リサイタル「ショパンの旅」1999年オリジナル版
開催日程:2021/9/26(日) サントリーホール 大ホール
※チケット発売中
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